今から医学部受験勉強をはじめる、あるいは既に始めている、
高校2年生を対象に、学習についていろいろ書いていきます。
高校2年生といっても、いろいろなタイプがあると思います。部活や学校行事など、いろいろな事情があるでしょう。
まず大きく分けると、「中学(小学)受験組」と「高校受験組」の2つのタイプです。
「中学(小学)受験組」は、中高一貫校でそのまま進級しており、高校単元はもう学校で履修済みであることも多いです。一方「高校受験組」は、高校単元内容については高1からスタートしています。ですので、一部教科では、学校の授業では新出単元がまだ残っていることもあるかもしれません。
実際に現役合格者を何年もみてみると、
高校2年までに新出単元が終わっていなかった合格者も多いです。特に、「高校受験組」はほとんどがそうです。
逆に、「中高一貫組」であっても、学校の授業ペースについていけずに消化不良を起こしていたり、あるいは学校の独自色が強すぎて、
受験勉強のレベルが中途半端だったりします。
ただ言えるのは、ほとんどの場合、現役合格者は英語か数学のどちらか一つ(特に英語)については、高校2終了の時点で突出してできていました。あとはそのペースで受験に突入して、合格をいただけた、という感じです。
英語と数学のどちらもパッとしない場合は、やはり現役合格は厳しくなります。
受験が「二兎を追う」ようになってしまって、あれもこれも仕上げなければいけなくなり、精神的にも不安定になり、結果、どの科目も中途半端になってしまうからです。
というわけで、高校2年生がまずやることは、
英語を仕上げることです。
英語の何をどう仕上げるか、他の科目はどうするか、については、次回書きます。
(画像はWikipedia:開成高校。中学受験組と高校受験組がともに学ぶ)