今から医学部受験勉強をはじめる、あるいは既に始めている、高校2年生を対象に、学習についていろいろ書いていきます。
英語に限らない話なのですが、高校2年生の勉強で大きなポイントとなるのは、
学校との両立です。学校の勉強はもちろんそれ自体に意義があるものなので、入試直前期の非受験教科などでない限り「切る」ことはおすすめできません。一方で、学校の授業をもって医学部受験勉強とみなすことができるほど、医学部受験は甘くはありません。
基本的には、
学校の勉強は復習に充てるのがセオリーです。自習や塾・予備校などで先取り学習しておいて、それが定着しているかどうかを学校の授業で確認する、という流れです。それだと授業時間も無駄にならないし、自分に合わない授業でもなんとかなります。
予備校と違って学校だと、自分に合わない教え方をする授業に当たってしまったときに、「避ける」のが難しいです。ここで学校の授業を復習・知識確認の場にしておくと、多少説明が悪い授業であったとしてもなんとかなります(むしろそういう授業の方が、自分の知識チェックがはかどることもあります。「先生は説明していないけど、この問題は加法定理を応用するんだったな」という感じです)。
ところが、
英語長文の場合は、学校の授業と言えば、長い文章を数時間かけて読み進めたりとか、文法知識がその場その場で説明されてしまって長文読解は途切れるし文法知識は体系化されないし、また、妙に入り組んだ文章の構文解析に長時間使ってしまったり、要するに
入試長文対策としては使いづらい授業であることが多いです。
ですので、長文は自分で勉強せざるを得ないことが多いのです。
つづきは次回。
英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編
一文一文の解説が丁寧なので、初心者にはいいです。付属CDもいいです。
(この次の「標準編」が、名前のわりに難しいので注意です)